トップメッセージ

 株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウクライナ情勢が長期化する中、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、長引く人手不足や急激な為替レートの変動などの要因により、景気の回復傾向が鈍化するなど依然として先行き不透明な状況で推移しました。また、世界経済におきましても、一部地域でのインフレによる消費抑制や中国経済の景気減速など、今後も予断を許さない状況となっております。
 このような状況の中で、国内におけるインフラ整備関連事業の受注拡大や海外における設備市場での活発な需要が続いた影響など、また円安による収益のかさ上げもあって、プラス成長を達成することができました。以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、297億19百万円(前年同期比13.9%増収)、営業利益は41億3百万円(前年同期比59.8%増益)、経常利益は69億49百万円(前年同期比37.6%増益)、親会社株主に帰属する第2四半期純利益は48億22百万円(前年同期比48.0%増益)となりました。なお、中間配当金につきましては、1 株につき22 円(記念配当2 円含む)とさせていただきました。
 中期3ヶ年経営計画「NEXT100」の最終年度として施策を確実に実行し、グローバル戦略による経営基盤の強化の取組みとして、成長著しい海外マーケットにおける当社グループの事業を強化することを目的に連結子会社であるTSURUMI PUMP TAIWAN CO., LTD.を、6 月に完全子会社化いたしました。マザー工場である当社の京都工場との連携をさらに促進し、生産効率の向上とサプライチェーンの強化を図り、当社グループの長期的な成長基盤・収益基盤の拡大に結びつけ、企業価値向上の実現を図ってまいります。
 今後も当社グループ製品が社会インフラに対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で、万全な体制で製品を供給し続けることができるよう努めてまいります。
 株主の皆様におかれましては、今後とも格別のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 辻本 治