トップメッセージ

株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り有難く厚くお礼申しあげます。

さて、ここに第70期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の報告書をお届けするにあたり、一言ご挨拶申しあげます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の激化や新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による様々な経済活動の停滞に伴い、企業業績や個人消費が悪化し、輸出・生産が急激に減少するなど極めて厳しい環境にあり、一時持ち直しの兆しがあったものの、後半において再び感染者数が増加し、国内外で感染拡大の収束が見通せない中、景気の先行きは引き続き不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で当社グループは、中期3ヶ年経営計画「BASE100」の最終年度として、当社グループ製品が社会インフラ基盤に対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で、万全な体制で供給し続けることができるよう努めました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は、453億25百万円と前連結会計年度比0.6%の減収となりました。一方、営業利益は、コロナ禍における様々な活動の縮小及びWeb会議システムの活用等による経費削減効果により、55億49百万円と前連結会計年度比7.4%の増益となりました。また、経常利益は、前連結会計年度に為替差損2億67百万円を計上しておりましたが、円安に伴い当連結会計年度において為替差益を2億52百万円計上したこと、有価証券運用益1億75百万円を計上したこと等により、64億4百万円と前連結会計年度比17.0%の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度において特別利益に投資有価証券売却益1億6百万円、特別損失に関係会社出資金評価損7億43百万円を計上したこと、また、法人税等調整額△2億71百万円を計上したこと等により41億56百万円と前連結会計年度比5.2%の増益となりました。
なお、当期末の配当金につきましては、普通株式1株につき22円とさせていただきました。これにより中間配当金(1株につき14円)を含めました当事業年度の年間配当金は、1株につき36円となります。
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行はワクチン接種の開始により収束に向かうかと思われましたが、変異株の感染が急拡大するなど一向に収束の兆しが見えない状況が続いており、少なくとも一定期間はこのような状況が続くものと予想しており、日本経済そして世界経済への多大な影響が懸念されます。
そのような状況の中で当社グループにおきましては、本年度よりスタートする新中期3ヶ年経営計画「NEXT100」(ネクスト ハンドレッド)のもと、施策を確実に実行し、当社グループ製品が社会インフラ基盤に対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で万全な体制で供給し続けることができるよう努めてまいります。


株主の皆様におかれましては、今後とも格別のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

代表取締役社長 辻本 治