部門別の概況
国内部門
国内部門につきましては、建設機械市場におきまして、レンタル業界向けの環境に配慮した電極式水中ポンプや高圧洗浄機の売上が好調に推移しました。設備機器市場におきましては、工具工場設備市場向けの大型ポンプや省エネ省人化製品の需要が増加し、また、官公庁向けの豪雨対策等のインフラ整備関連事業の受注も拡大したことから売上高は増加しました。
これらの結果、売上高は、360億6百万円と前連結会計年度比0.3%の増収となりました。
海外部門
海外部門につきましては、北米地域をはじめとして建設、鉱山市場で活発な需要が続きました。
北米地域におきましては、インフレの急伸やFRBによる金利引き上げ等により、需要の低迷や買い控えの懸念はあるものの、引き続き鉱山市場は活況であり、建設市場での売上とともに、好調に推移しました。
アジア地域におきましては、新型コロナウイルス感染症の収束傾向を受け、インフラ設備市場が活性化している中で、特に香港、シンガポールを中心とした建設・設備市場での受注や、台湾における設備市場での受注が好調に推移したほか、連結範囲の変更による影響もあり売上高は増加しました。また、中国におきましても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による各都市のロックダウンの影響を受けたものの、ポンプ需要が回復基調で推移しました。
これらの結果、売上高は、202億12百万円と前連結会計年度比32.1%の増収となりました。