トップメッセージ

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
第74期は、2026年度を最終年度とする中期3ヶ年経営計画「Transformation 2027」の初年度であるのと同時に、当社が創業100周年を迎え、また次の100年に向け動き出した節目の年でもありました。
当社ではこの1年間、持分法適用関連会社であったZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の完全子会社化(連結子会社)、また、京都工場モータ生産棟の竣工と最新設備の導入を完了し本格稼働を開始するなど、国内外を問わず積極的な投資を行い、次の100年企業への礎となる事業基盤の強化を進めてまいりました。
業績につきましては、前期に引き続き世界的な資源・エネルギー価格の高止まりが続きましたが、そのような中でも、海外での販売に積極的に取り組み、また、2023年に発売したノンクロッグ型スマッシュポンプBN型が、国内の下水道分野では先進的な首都圏の下水道局に採用されるなど、着実な販売実績を積み重ねることで、当初設定した目標を上回る成長を達成することができました。
そして第75期、2年目となる中期3ヶ年経営計画「Transformation 2027」のもと、京都工場のモータ生産棟を中心に、モータ内製化と最新加工設備による生産効率の大幅向上を推進し、お客様に品質・納期・コストのすべてにおいてご満足いただける製品を提供し続けられるよう、
「ものづくり」を軸とした改革を進めてまいります。
世界情勢の不透明な状況は今後も一定期間継続するものと予想されますが、当社グループ製品が社会インフラに対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で、万全な体制で製品を供給し続けることができるよう努めてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも格別のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2025年6月