TSURUMI PUMP vol.11-D
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水処理関連機器■濃縮原理汚泥脱水用として数多くの実績がある「多重板型スクリュープレス」を採用し、業界初の「多重板型スクリュープレス濃縮機構+多重円板型脱水機構の組み合わせ」を実現(国内外特許登録済)しました。HJD型は、従来機のJD型より1.5〜2.5倍の処理能力となります。また濃縮機構を有していることより、従来の多重円板型脱水機では困難であった0.3%程度の低濃度汚泥も脱水可能となります。■機構原理脱水機本体内部には、厚肉の樹脂円板と薄肉のステンレス小円板、薄肉のステンレス大円板の各種円板が多数積層された『ろ体』が上下2段に複数軸配置されています。各円板の間には、水分のみが流出するスリットが形成されており、隣接する『ろ体』の大円板が他方の『ろ体』に挿入される構造により、スリットが常にクリーニングされ、安定した処理能力を発揮します。『ろ体』は、汚泥投入側から脱水ケーキ排出側に向かうに従って、上下の間隔が狭くなっており、適度に容積圧縮されます。以上のとおり、脱水機本体に投入された凝集汚泥は、『ろ体』の回転により排出側に進み、その過程で容積圧縮されながら水分がスリットから流出し、効率的な脱水が行われます。※国内外特許取得済み(脱水機本体のイメージ図)濃縮機本体ろ体大円板小円板樹脂円板濃縮後の汚泥脱水ケーキ濃濃濃縮縮縮汚汚汚泥泥泥

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